ウェブでもグラフィックでも、デザイナーであれば多くの方がご存知の雑誌、月刊『MdN』。
私も行政書士でありながらウェブデザイナーの端くれでもありますので、以前から時々購読しております。
そのMdNの2016年1月号が著作権特集ということなので、興味津々で購入しました。
購入したのは発売日直後なのですが、何だかんだで読む時間が作れず、先のお正月休み中にようやく読むことができました。
一気に読み進めたのですが、これがなかなか内容の濃いものでしたので、このブログでもオススメしたいと思います。
特集タイトルは、「自分ごとの著作権。」
著作権と言うとついつい他人事のように考えてしまいがちですが、特にデザイナーにとっては著作物を作る側であり、また使う側になることも多く、デザインワークを行う上で著作権は決して無視できるものではありません。
まず、わかりやすい
さすがデザイナーのための専門誌、MdN。
幅広い著作権の中でも、特にデザインに関係する点を重点的に、そしてわかりやすく解説しています。
そもそも著作物とは?から始まり、表現とアイデアの境界線、パロディとオマージュの違い、など、日々の創作活動において関係の深いテーマが続きます。
Q&A形式をとっていることから読みやすく、またわかりやすくなっており、しっかりと”自分ごと”として考えるための十分な教科書となってくれると思います。
作る側だけではなく利用者としての留意点も
デザイナー目線では自身の作品についての権利(著作権)を主張する、侵害から守る、といった点からのアプローチももちろん重要ですが、他人が権利者である著作物を自身の作品に利用する場合についての留意点もしっかりフォローされています。
それが特集の2つ目「クリエイターが考える ストックフォトと著作権」で、デザイナーも利用することが多いストックフォトサービスについて、提供側と利用側双方の視点からまとめられています。
著作権について知りたい、考えたいというデザイナーの方には、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
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